STORY #14
暮らすように旅をする【Vol.4】
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朝ごはんを満喫したあと、1日ぶりに外出。
島の反対側で待ち合わせ。
浜比嘉島は周囲7Kmの小さな島。
島の東側は道路がなく、ぐるりと一周することはできない。
そこでSUPを使って、陸路からは行けない海岸エリアを見に行くことにした。
ガイドはこんがり日焼けした青年。
海から見える景色を丁寧に教えてくれる。
こちらが景色を楽しんでいることをちゃんと汲み取ってくださり、
話すぎることもなく、ちょうどいいタイミングでちょうどいい情報を。
沖縄版古事記である、浜比嘉島の神話について。
島の特産品や地形、そこから見える島の名前も。
この日はいつも以上に海水の透明度が高いらしく、
SUPの上からでも、水底が見える。
真っ青な熱帯魚にも挨拶。

自力で漕ぐスピードがちょうどいい。
時には静止して、ぼんやり風景を眺める。
水平線の彼方まで、見渡せる限り人工物ゼロの風景。
人間もわたしたちしかいない。
誰もいない海岸に上陸し、しばし休憩。
ライフジャケットを利用して、海にぷかぷか浮かびながら、
彼の話を聞く。
那覇出身だけれど、
島の自然に惹かれて今はこの島に住んでいること。
島にはいい本屋があること。
初対面の人にはあまり言わないような、
個人的な話もしてくれた。
自然の一部になったときに、
なぜか話してみたい気持ちになったのかもしれない。

帰路、地元の人でも知る人ぞ知る、
秘密の入江を教えてもらって解散。
海がとても似合う彼は、
名前に「海」の文字が入っていた。

WRITER
mariemarie
東京都都池袋在住。
ビールと音楽、それと旅先でぼんやりすることが好きな会社員。
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